イギリス、EUやめるってよ
政治も経済も法律も分からないやつが今回の騒動の感想をメモる記事。
次に年齢別。これも支持政党にかかわらず若者ほどEU残留支持が強く、高齢者ほど脱退支持が多い(やはりイギリス独立党は例外)。意識がインターナショナルな若者対「昔は良かった」高齢者の戦い。pic.twitter.com/w3xkLGH6pD
— スウェーデン政治経済情報 (@sweden_social) June 23, 2016
そして離脱派が勝ったわけですが、イギリスの高齢化率ってどんなもんなんだろうと思って調べてみた。
世界の高齢化率(高齢者人口比率) 国際比較統計・推移 - Global Noteによると、世界24位で17パーセント……まじかもっと高齢化進んでるんだとおもってたぜ……いや確かに十分高齢化社会なんだけど……日本の高齢化率がやばすぎて言葉が出ない……若者が政治的に無関心というのは昔から言われてるし、学生運動なんかがあった時代に比べれば確かに遥かに関心は低いんだろうけど、「関心の薄さ」だけが問題なんじゃないんじゃないかこれ……関心持っても高齢者に勝てないんですがそれは……
政党が高齢者向けの政策打ち出してアピールしまくる理由がよく分かる……。
あと「国民投票は危ないから日本も憲法改正とか国民投票にしてるのヤバいんじゃないの」みたいな論がちらほら見受けられて、それには少し首を傾げました。
確かに直接国民投票するとなると今回みたいな煽り合戦みたいになって、分かりやすい方(ナショナリズム)に傾きがちというのは分かるのだけど、憲法改正の国民投票は「憲法を変えにくくするための」手続きだからそのままでいいんじゃないのと。諸刃の剣だからこそその国民投票に至るまでが特別多数なわけだし。
政治って物事の白黒をはっきりさせるのではなくて、落としどころを見つける作業だと思うので、今回のような複雑な問題を国民投票のような1か0かを決めるような性質の事柄にかけちゃだめだったと思う。(国民投票にかけたくなるような事案は得てして複雑な問題なんだろうと思うけど……)
キャメロンさんはそこら辺の我慢が出来なかったのだろう……それか、落としどころを見つけるための残留前提の国民投票が想像してなかった方向へ行ってしまったのか……「離脱派が多い」くらいだったらそれを材料に色々交渉するつもりだったのかしら……どちらにせよ軽率だったな……落としどころを見つける作業を放棄したと捉えられてもしゃーないのでは……
イギリスの国民投票の発議に関する仕組みが分からないので知ってる人がいたら教えてほしい。
あとはスコットランド独立とかロンドン独立とかもうイギリスバラバラになりそうですね。ロンドン独立とかバチカンかな??(すっとぼけ)流石にそれはないだろうけど、スコットランドはつい最近住民投票があっただけに……
イギリスだけじゃなくてEUもそこそこピンチですよね……
イギリスの国民投票の結果を受けて、デンマークで閣外協力をする右翼ポピュリスト・デンマーク国民党は同様の国民投票を政府に求めると表明。ラスムセン首相は拒否。同じくポピュリストのスウェーデン民主党は以前から国民投票の実施を主張している。https://t.co/R7S7yFT1u4
— スウェーデン政治経済情報 (@sweden_social) June 24, 2016
フランスもオランダも動き出してるみたいだし。離脱決まった後EUが思ってたよりイギリスに冷たいのは、イギリスをさっさと切り捨ててでも内側の結束を高めないとやばいからだろうなぁ。主要6ヶ国がしっかりしてたらそう簡単に崩れるとは思えないけどはてさて。
ところで関税制裁あるだろうし、イギリスは生きていけるんだろうか。米中次第なんだろうけど、アメリカにとっても中国にとってもEUってそんな軽い存在じゃないだろうし(イギリスもだと思うけど)、ゴタゴタ不安定なイギリスが簡単に経済協力できるのだろうか。「光栄なき孤立」とならないか心配です。
まぁもっと心配なのは日本円だけどね!!!息して!!!
政治に釘付けの週末でした。そういえば参院選のハガキが届きました。そろそろ準備せねば。